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大人のフッ素塗布

フッ素塗布は子供の虫歯予防に行う方法としてよく聞きますが、では大人の虫歯予防にフッ素塗布は効果がないのでしょうか?

フッ素は子供の頃に新しく生えてくる歯にはよく吸収されるようです。まだ歯の成分自体が柔らかいためです。しかし、大人になってしまってからでは、歯のエナメル質自体が硬くなってしまう為、フッ素を塗ったとしても歯に吸収されにくくなってしまうようです。しかし、大人になってからのフッ素塗布による虫歯の予防は、データが乏しい為、その効果があるともないとも言い切れないのが現状のようです。

大人の歯の虫歯予防としては、やはり日頃の歯磨きによるプラークコントロールが一番なようです。
近頃では虫歯予防の効果を期待するフッ素配合の歯磨き粉がたくさん売られています。それらフッ素配合歯磨き粉を使用し、虫歯予防の効果を最大限に引き出す歯磨きの方法としてイエテボリ法と呼ばれる歯磨きの方法があります。

イエテボリ法はまず、歯磨きをを約1.5グラム歯ブラシの先に付け、歯ブラシを歯に対して45度の角度にあてて磨くバス法と呼ばれる方法で歯を3分間磨きます。その後、約10ccの水で口の隅々まで、ぶくぶくと行き渡るように口の中をすすぎます。水を吐き出した後は最低2時間飲食は控えましょう。これがイエテボリ法です。

大人の虫歯予防はなんと言っても日頃の歯磨きが一番最適なのです。丁寧に歯磨きを行い、プラークコントロールをきちんと行って虫歯予防をしてみてはいかがでしょうか。

フッ化洗口を家庭で

フッ素塗布とフッ化洗口は、子供の虫歯予防として効果が期待されている方法で、フッ素塗布とフッ化洗口のどちらも、フッ化物を使ったものになります。

フッ素塗布は歯科医院や保健所に行って、直接歯にフッ素を塗ってもらいます。フッ化洗口は歯科医の指導を受ければ、自宅で行うことができる虫歯予防です。一定濃度のフッ化物を溶かしたうがい液を作り、それで1分間ぶくぶくうがいをして、あとは吐き出すという方法です。
フッ化洗口の後、30分はうがいや物を食べたりすることはできませんが、自宅に居ながら、子供に虫歯予防をしてあげられるのはとても便利なのではないでしょうか。

フッ化洗口は歯科医でそのやり方などを指導してもらい、薬局でフッ化洗口に必要な薬剤を購入します。フッ化洗口の薬剤は医薬品に指定されている為、きちんと歯科医師の指示に従って購入しなければなりません。

フッ化洗口の薬剤として現在販売されている商品として「ミラノール」と「オラブリス」が知られているようです。「ミラノール」は粉末状で、これを必要な濃度になるよう水に溶かして使います。水に溶かす前の「ミラノール」は劇薬扱いになっているので、購入する際は歯科医師の指示が必要なのです。一般の薬局ではほとんど手に入ることはありません。また、全ての歯科医院で「ミラノール」を販売している訳でもありません。

フッ化洗口をしようと考えてるのであれば、行こうとする歯科医院に「ミラノール」を購入することができるかどうか、確認してからのほうが良いかも知れません。

フッ化洗口とは

フッ化洗口とは、子供の虫歯予防の1つの方法です。これは年に数回、直接歯にフッ素を塗りつけて虫歯の予防をするフッ素塗布とは違う方法い、フッ化洗口は一定濃度のフッ化ナトリウム溶液を水に溶かし、それを使って1分間うがいを行う方法です。

フッ化洗口は、基本的には歯磨きをしてから行います。その後30分間はうがいをしたり、物を食べたりすることはできません。やり方としてはそれ自体は簡単ですが、歯科医の指導が必要です。ですから、幼稚園・小中学校などで集団で行う場合が多いようですが、きちんと歯科医の指導を受ければ、各家庭で行うこともできるようです。

フッ化洗口後、30分間はうがいも飲食もできないので、幼稚園ではお昼寝の前、小中学校では授業前に行う場合が多いようです。各家庭でフッ化洗口を行う場合は、寝る前の歯磨き後に行うのが良いようです。

フッ化洗口は週5回法と週1回法があります。今まではフッ化ナトリウム溶液の濃度よりもフッ化洗口の回数が大切と言われてきましたが、最近の研究ではフッ化洗口の回数も大切だけれども、ある程度のフッ化ナトリウム溶液の濃度も虫歯予防には大切であることが解かってきました。ですから各家庭でフッ化洗口を行う場合は、きちんと歯科医で指導をしてもらい、適切なフッ化ナトリウム溶液の濃度でうがい液を作る必要があるのです。

フッ化物を使ったフッ素塗布やフッ化洗口は、副作用がほとんどないことから、子供たちの虫歯予防にはとても有効だとされています。用法・用量をきちんと守れば、副作用を怖がることはないと思いますが、副作用を心配されるのであれば、歯科医に一度指導してもらうとよいでしょう。

フッ素塗布の効果

フッ素塗布は子供の虫歯を予防する為に広く一般的に行われている方法です。フッ素塗布は歯科医院で行ったり保健所で行ったりしますが、保健所でフッ素塗布をしたほうが処置にかかる費用が安く済むようです。

フッ化洗口とは、フッ素塗布と同じように子供の虫歯予防に効果が期待されている虫歯予防の方法です。フッ素塗布が歯に直接フッ素を塗りつけるのに対し、フッ化洗口は決められた濃度の液体でブクブクうがいをするというもの。自宅で行うこともできますが、幼稚園や小学校などの単位で行われる場合が多いようです。

子供に虫歯予防のためにフッ素塗布をしてあげたいけれど、フッ素って万が一体内に入ってしまった場合、副作用や危険性に問題はないの?そんな疑問でフッ素塗布をためらっている方もいるようです。フッ素塗布の安全性、危険性について少し説明します。

フッ素塗布に使用されるフッ素の量は極微量です。フッ素による毒性は「慢性中毒」と「急性中毒」があります。ある一定以上の濃度のフッ素を長期に渡って使用し続けた時に起こるのが「慢性中毒」です。
歯科医院や保健所で決められた量のフッ素塗布を半年に一度や年に数回の間隔で塗布するのであれば問題はないようです。歯科医や保険師などがきちんと許容量の判断をしていますが、気になる方は相談してみると良いでしょう。

「急性中毒」はフッ素塗布を行う際に使われる綿の球を100個くらい丸呑みしなければ起こらないほどの量です。そんなことをする人はまずいませんよね。ですからフッ素塗布に使われるくらいの量であれば副作用も危険性もほとんどないようです。フッ素は用量と用途をきちんと守りさえすれば虫歯予防にはとても効果的な方法といわれています。

近頃では高濃度のフッ素を年に数回塗布するよりも、低濃度のフッ化物を毎日使って、歯の表面を強くする方が重要視されているようです。歯の表面の再石灰化と呼ばれる働きです。
子供の成長にあわせて、虫歯予防の方法を選んでみてはどうでしょうか。

子供が歯医者を嫌がる場合

子供は歯医者を嫌がるものです。大人でも、歯医者へ行くのを嫌がる人はたくさんいるのではないでしょうか。大人であれば、まだ、あきらめて歯医者へ治療に行くことができるでしょう。虫歯を放っておいたらどんどんひどくなって行き、ついには痛みに耐えられなくなることが解かっているからです。そうなる前に渋々でも虫歯の治療に出かけていきます。しかし子供の場合、特に小学校に上がる前の子供たちにとっては、虫歯を放っておくとどうなるのかなかなか理解できないようです。

子供の場合は歯医者というだけで嫌がったりするものですから、虫歯の治療の為に歯医者へ連れて行ったとしても、病院に入ったとたんに大泣きして暴れてしまったり、逃げ出してしまったり。小さな子供を歯医者に連れて行くのは、親にとっても一大事業なようです。

そんな歯医者を嫌がる子供の虫歯を治療するには小児歯科を探して連れて行くのが良いようです。小児歯科は子供のための歯医者です。ですから治療を嫌がる子供達の気持ちもよく理解してくれているので、決して子供が嫌がるような治療はしないようです。

歯医者が嫌い、歯医者をよく思っていない子供の虫歯治療には、まずは歯医者になれさせることから始まって、ゆっくりと丁寧に「虫歯の治療がどうして必要なのか」、「虫歯の治療をしないと後でどうなってしまうのか」を説明し、子供が納得してから治療を行ってくれるようです。

多少自宅から遠くにある小児歯科でも、評判の病院、有名な病院を探してみてはいかかでしょう。評判の良い病院や有名な病院であれば、嫌がる子供の扱い方も、治療の方法もたくさん習得しているはずです。

子供の虫歯を治療するにはまず根気が必要でしょう。たくさんの小児歯科を調べて、子供が納得してきちんと虫歯の治療を受けてくれる小児歯科を探すとよいでしょう。

歯に穴がある場合の治療方法

シーラントで子供の歯を虫歯予防する方法があります。あまりなじみがないと思われますが、シーラントはいろいろな子供の歯の治療にも使われる方法です。

6歳臼歯の表面や側面に、時々、穴のように見えるものがある場合があります。盲孔と呼ばれるものです。盲孔はほとんどが生え始めの6歳臼歯(第一臼歯)や第二臼歯に見られますが、稀に他の歯にも見られるようです。この盲孔を放っておくとまず間違いなく100%虫歯になってしまいます。盲孔にプラークと呼ばれる汚れが入り込んでしまうからです。この入り込んだプラークは歯磨きでは十分に落としきることができないため虫歯になってしまうのです。

そこで虫歯になる前に、プラーク汚れがこの歯の穴すなわち盲孔に入り込んでいしまう前に、シーラントを施して穴を埋め、虫歯を予防することもできます。

6歳臼歯や第二臼歯は盲孔がとてもできやすい歯です。歯の萌出から注意をしてこれらの歯が萌出始めたら、定期的に歯科医を訪れて検査をしてもらうのが一番良いようです。
盲孔はそのままにしておくと虫歯になってしまいやすい厄介な物です。盲孔を発見したら、シーラントやコンポジット充填などの虫歯予防方法、治療方法がありますので、すぐに歯科医に相談することをおすすめします。

6歳臼歯の痛み

6歳臼歯が生え始める頃、つまり、幼稚園に通うような子供たちが歯の痛みを訴える時、そのほとんどが虫歯か6歳臼歯の萌出が原因であると言われているようです。

6歳臼歯は新しく歯が生えてくることによる痛みです。6歳臼歯は生えてくる時から永久歯として生えてきます。この6歳臼歯は歯茎をゆっくりと突き破って生えてくる為、完全に歯が歯茎から顔を出すまで、じわりじわりと痛みが伴う場合があるようです。

この6歳臼歯が萌出する際の痛みは個人差もありますので、痛みが伴わずに萌出する場合もあるようです。虫歯の痛みであれば歯科医へ連れて行って、治療をしてもらえばほとんどが良くなりますが、6歳臼歯の生え始めであれば、ちょっと注意してあげましょう。

もしも子供が歯の痛みを訴えたらなら、まず口の中を見てあげましょう。お母さんのほとんどは歯医者さんではありませんから、虫歯の痛みなのか6歳臼歯の萌出の痛みなのかを判断するのことは難しいでしょう。ですが奥歯の一番奥の歯茎が盛り上がってきていたら、6歳臼歯の萌出による痛みと判断してもよさそうです。

長期に渡って子供が歯の痛みを訴えるようであれば、やはり歯科医へ連れて行くのが一番良いようです。6歳臼歯は歯茎を突き破って出てきます。この部分の歯茎をちょっと切って上げることで6歳臼歯が萌出しやすくなります。すると痛みも治まってくるようです。いずれにしても、強い痛みや長期の痛みを訴えるようであれば、早めに歯科医へ連れて行ってあげることが大切です。

子供の虫歯の進行止め

子供の歯に虫歯ができてしまった場合、それ以上虫歯が進行しないように虫歯の進行止めを塗布する方法もあります。

子供の虫歯の初期段階では治療が難しい為、ほとんどの虫歯治療は進行止めを塗ります。子供の歯は乳歯ですから、いずれ永久歯に生え変わります。ですが乳歯が虫歯のままの状態では、新しく生えてくる永久歯の歯並びや歯の強度などに影響が出る場合があります。どうせ抜け替わるからなどと思わずにきちんと治療してあげたいものです。

虫歯予防ができたら、今後のためにも一番いいでしょう。子供の虫歯は治療が大変です。小学生くらいであればまだ治療をすることも可能ですが、それより小さな幼稚園生や乳幼児であればなおのこと。まず歯医者に行くことを嫌がり、やっとの思いで歯医者へ連れて行っても泣き喚いたり。そんなことになる前に、子供の乳歯に虫歯の予防剤や進行止めを塗っておくことも虫歯の治療方法としてはとても有効です。

子供の虫歯の進行止めに使用される薬剤はいくつかありますが、有名なものにサホライドと呼ばれる虫歯の進行止めがあります。サホライド塗布は、虫歯の進行止めには効果がありますが、歯が黒くなってしまうのがデメリットのようです。

子供の虫歯に進行止め、サホライド塗布をしてあげたいと思っても、子供でも歯が黒くなってしまうのは恥ずかしいと感じる子供は多いです。いくら虫歯の進行を抑える為に塗る薬とはいえ、子供の気持ちも考えてから選択したほうが良いようです。

子供の虫歯に対する予防としては、やはり日頃の歯磨きがとても大切です。ですが小さな子供は上手に歯磨きができません。お母さん達の仕上げ磨きがとても大切なもなのです。歯科医へ行けばお母さん達に仕上げ磨きのやり方を教えてくれるそうです。

一人で歯を磨けるような子供には、「こどもハミガキ上手」と言う商品を使ってみてはどうでしょうか。この商品は液体のハミガキ粉に磨き残しのある部分を赤く着色させる成分が含まれています。ですから歯を磨いた後でこの赤く着色した場所を確認し、もう一度その部分を磨くことによって、磨き残しをなくすことができるのです。このようなハミガキ粉を活用して虫歯を予防することも大切でしょう。

6歳臼歯について

6歳臼歯と言う言葉を聞いたことはありますか?6歳臼歯とは「ロクサイキュウシ」と読み、正式名称は第一大臼歯と呼ばれるものです。
ではなぜ6歳臼歯などと呼ばれるのか?それは子供が5歳から6歳の就学前頃にかけて生えてくる歯なので、6歳臼歯と一般的に呼ばれるようです。

6歳臼歯は生え初めから、一番最初に生えてくる永久歯として生えてきます。永久歯の中でも一番大きな歯で、とても噛む力の大きな歯です。また上下の歯の噛みあわせを決定する、その後乳歯が抜け落ちて生え変わる永久歯の歯並びにも大きな影響を与えるなど、かなり重要な歯なのです。
このことから6歳臼歯は歯の王様とも呼ばれています。これだけいろいろなことに影響を与える6歳臼歯、ですから正常な場所に生えてこないと大変なことになるのです。

6歳臼歯は乳歯から生え変わる歯ではなく、初めから永久歯として生えてくること、また乳歯の列の一番後ろに追加されるように生えてくることなどから、6歳臼歯は乳歯と間違われやすく、そのためとても虫歯になりやすい歯であると言われます。
しかも乳歯の一番奥の更に奥に生えてくるので、日頃の歯磨きでも歯ブラシが届きづらいのが虫歯の原因の1つになっているようです。また生え始めの時期は、歯を作っているエナメル質も柔らかい物で、酸にとても弱いというのも虫歯になりやすい原因になっているようです。

6歳臼歯はこれから生えてくる永久歯にも歯並びにもとても大切な永久歯です。子供の頃は日頃の歯磨きも上手にはできません。ですからお母さん達が歯磨きの仕上げ磨きをする、小児歯科へ行き歯の検診を受けさせるなどの注意が必要になってきます。

歯がぐらぐらする

乳歯がぐらぐらしてくるのは、永久歯に生え変わるときでしょう。永久歯は乳歯の下から乳歯を押し上げるような感じで生えてきます。ですから乳歯から永久歯へ生え変わる際に、乳歯がぐらぐらしてきます。そして自然に乳歯は抜け落ちていきます。

一方、子供の歯がぐらぐらする原因が永久歯への生え変わりではない場合もあるようです。抜け落ちる前の乳歯ではなく、新しく生えてきた永久歯がぐらぐらしている場合もまれにあるようでます。
そのような場合はとにかく触らないことが一番です。生えてきたばかりの永久歯は、まだ歯の根っこの部分まで完全に歯として出来上がってる訳ではないからです。

永久歯は生え始めてから、歯が完成するまで約2年近くかかると言われています。ですからやっと歯茎から顔を出した永久歯を、ぐらぐらしているからと言って、気にするがゆえに触ったりしていると、後から生えてくるほかの永久歯や歯並びに影響を与える可能性があるのです。

もしも乳歯ではなく生え変わり始めた永久歯がぐらぐらしているようであれば、すぐに小児歯科へ連れて行ってレントゲンを撮ってもらいましょう。そのレントゲンを見た上で歯科医から適切な判断をしてもらうのが一番なようです。

乳歯と永久歯

乳歯は生後6ヵ月位から生え始め、子供の成長とともに徐々に大人の歯である永久歯に生え変わってきます。子供の乳歯が永久歯に生え変わる時期はおおよそ就学前、6歳から7歳位から始まります。

まず一番初めに乳歯の列の一番奥、第一大臼歯と呼ばれる歯が生えてきます。これは生えてくる時から永久歯として生えてきます。そのためきちんと生えてくるのに長い時間がかかります。
この第一大臼歯がいわゆる6歳臼歯と呼ばれるもので、特に虫歯になりやすい歯といわれています。6歳の子供の頃に生えてきた歯が、大人になって年老いていくまで使われるのです。長い付き合いになる歯ですから、日頃の歯磨きはとても大切なことがわかります。

乳歯がぐらぐらするのは、乳歯から永久歯に生え変わる時でしょう。これは乳歯を下から永久歯が突き上げてくるからです。歯は自然に生え変わるものです。ですから乳歯がぐらぐらしているからと言って、急いで歯医者に駆け込む必要はないのです。

しかし、永久歯への生え変わりが遅い場合や、乳歯と永久歯の位置がずれている場合などは抜いてしまう方が良いこともあります。こういった歯を抜かないで自然に生え変わるのを待っていると、歯並びに影響がでることがあるからです。歯並びが悪くなると見た目もよくありませんし、何より虫歯になりやすくなるからです。
また、子供の指しゃぶりも歯並びを悪くする原因の1つです。普段から指をしゃぶる悪い癖を持っている子供は気をつけたほうが良いでしょう。

フッ素塗布について

フッ素塗布とは、子供の虫歯の治療や予防目的で広く行われているものです。近頃ではフッ素配合の歯磨き粉や自宅でフッ素塗布できるキットなども販売されているようですが、やはり歯科医院や保健所でフッ素塗布を行う人が多いようです。

フッ素塗布と同じように考えられがちなのがフッ化洗口。フッ化物洗口とも言われ、一定濃度のフッ化ナトリウム溶液を使って1分間ブクブクうがいをする方法です。両者とも虫歯の予防効果が期待できるものですが、フッ素塗布が歯科医院や保健所で行われるのに対し、フッ化洗口は家庭で行う方法と幼稚園や小学校など集団で行う方法があります。

フッ素塗布を行う場合、健康保険を適用できる場合と適用できない場合があるようです。健康保険でフッ素塗布ができる場合は、13歳未満・歯科医院での継続的虫歯予防の指導を受けている・虫歯の本数が多いと言う3点を全て満たしていないと健康保険適用でのフッ素塗布は行えないようです。健康保険適用でのフッ素塗布はあくまで治療としてであり、虫歯の予防としてフッ素塗布を行う場合は健康保険を適用できないようです。

フッ素塗布は一回で虫歯予防の効果があるものではありません。3~4ヶ月に1回のペースで何度か塗り直さなければならず、また永久的なものでもありません。しかもフッ素塗布は口に含んだものを飲み込まないようにして吐き出すことができないと行えません。少量であればフッ素を飲み込んでも害はありませんが、吐き出せないような小さな子供に対してフッ素塗布を行い、飲み込んでしまった場合100%安全とは限らないからです。
フッ素塗布を小さな子供たちに行う・行わないの判断に迷ったら歯科医に相談するのも良いでしょう。

6歳臼歯のシーラント

子供の虫歯予防では、シーラントと呼ばれる方法も近頃ではよく行われているようです。シーラントは奥歯の溝などに、虫歯になる前にフッ素を含んだ薬で埋めてしまう方法です。
シーラントでは歯の溝や側面にできた歯の穴に直接セメント状の薬を埋め込むことで虫歯予防をする方法ですが、永久に虫歯を予防できるものではありません。時間とともに徐々に取れてきてしまうので、何度か入れなおす必要があります。

シーラントは歯の溝や穴に埋め込むものなので、萌出途中の虫歯になりやすい6歳臼歯にもとても効果があるようです。完全に6歳臼歯が萌出したら、今度はプラスチック製のシーラントを被せることをオススメします。

フッ素塗布は、虫歯予防として、以前から一般的に行われている方法です。
6歳臼歯は生えてくる時から永久歯の歯です。そして完全に生えてくるまでに時間がかかるため、その間にとても虫歯になりやすいという欠点があります。この6歳臼歯を始めとする歯の虫歯予防として、以前から一般的に行われているのがフッ素塗布です。

フッ素とは特別な薬品ではありません。自然界にごくごく普通にあるありふれたものです。毎日の食事を通して摂取される必要栄養素の1つです。このフッ素に歯の質を強くする働きがあるのです。
フッ素塗布では、フッ素を年3~4回(3~4ヶ月ごと)に歯に塗って虫歯を予防します。フッ素を塗った後30分間は飲食もうがいもできませんが、歯ブラシで直接歯に塗る方法なので、当然痛みもなく短時間で虫歯予防ができます。
フッ素塗布による虫歯予防は乳歯や生えてきたばかりの永久歯にとても効果的です。現在ではリンゴ味などのフッ素ジェルが販売され、うがいができなくてもさほど不快な思いをせずに済むようです。

フッ素塗布とシーラント、両方の虫歯予防の方法を上手に使って、子供の大切な6歳臼歯を虫歯から守りましょう。

子供の虫歯予防

子供の歯の虫歯予防には歯磨きなどのケアが大事です。せっかく新しく生え変わった子供の永久歯、親なら気をつけて大切にしてあげたいものです。永久歯は一生物の歯です。永久歯がひどい虫歯になって抜かなければならないようなことにでもなったら、あとは入れ歯にするしか方法がありません。ですから子供の頃からの虫歯予防がとても大切なものになってくるのです。

子供達を対象に治療を行う小児歯科と呼ばれるものがあります。この小児歯科では子供達に虫歯予防の方法についても教えてくれます。虫歯の予防はまずはていねいな歯磨きからでしょう。小さな子供は歯磨きを嫌がったりしますが、小さな頃から歯磨きの習慣はつけておく必要があります。また、雑な磨き方をすれば虫歯を予防する以前に、歯や歯茎を痛め、他の病気にもなりかねません。小児歯科では適切な歯の磨き方をアドバイスしてくれます。

虫歯予防の方法として次にあげられるのは食習慣の改善です。虫歯と食習慣の関連性?と思いがちですが、これがかなり虫歯には影響があるようです。虫歯といったらやはり甘いものでしょう。子供はとにかく甘いものが大好き!しかしこれが要注意なんです。

虫歯になってしまう原因は、砂糖がたっぷり入った食べ物は口の中にいる細菌を、歯にくっつける糊の役目を果たす物資をたくさん作り出してしまうからです。この糊の役目を果たす物質で歯に張り付いた細菌は、歯磨きをしても取れにくいのです。ですから砂糖はなるべく取らないように心がけ、一日の摂取量は20g以下にするようにしましょう。また、長い間食べ物を口の中に入れていると虫歯になりやすくなります。おやつの時間をきちんと決めて、だらだら食べるのはやめましょう。

一般に虫歯になりにくい食品は繊維質が豊富でよく噛まないと食べられないものが多いようです。これらの食材を活用して、虫歯になりにくい食事内容に変えていくことでも虫歯予防には効果があるようです。

子供の虫歯治療

子供の歯が虫歯になったら治療してあげなくてはいけませんね。乳歯だからといって、虫歯治療を行わないと、これから生えてくる永久歯へも悪い影響をおよぼしかねません。

子供の歯、つまり乳歯は永久歯に比べてとてもやわらくて未発達な歯です。ですから永久歯よりも虫歯に対しする抵抗力のようなものがとても弱く、一度虫歯になってしまったら急速に虫歯が進行してしまう傾向にあります。
このように虫歯がどんどん大きく進行してしまっては大変です。そのためにはとにかく日頃の虫歯対策、主に歯磨きがとても重要になってきます。しかしいくらていねいに歯を磨いても、虫歯になってしまう場合があります。子供に虫歯があることがわかったら早めに歯科医へ行き、虫歯の治療を行うことがなによりも大切です。

子供の虫歯は、長時間の治療に耐えられない、口が小さくて通常大人が使用するような器具が入りにくいなどの理由から治療しにくいと言うことが言われます。そこで、子供の虫歯治療には小児歯科をオススメします。小児歯科では虫歯治療を受ける子供が怖がらない・痛がらないような治療を行ってくれます。また、子供用の小さな治療器具がそろえられています。

小児歯科では乳歯の小さな虫歯には虫歯の進行止めであるサホライド塗布を施したり、虫歯になる前にシーラントと呼ばれる歯と歯の溝を埋める処置を施します。
神経まで達するような大きな虫歯は、虫歯を取り除いた後、乳歯用の金属の冠を被せます。この乳歯用の冠は大人用のものとは違って、歯形を取ったりせずに既成の冠を各々の歯に調整しながら被せます。

乳歯は永久歯になるまでの間、持ってくれさえすればかまわないから、多少の虫歯は放っておいてもいいんじゃないの?どうせ生え変わるんだし…と言う考えを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、気をつけましょう。乳歯の虫歯は、これから生えてくる永久歯にも大きな影響を与えるものなのです。例えば歯並びが悪くなったり、必要な歯が生えてこなかったり…など。

小児歯科へ行くのはおすすめですが、子供の虫歯予防はなんと言っても日頃の歯磨きによるケアです。小さな子供は上手に歯磨きができません。お母さんが必ず仕上げ磨きをするなどして、日頃から子供の歯に注意を向けるようにしましょう。

歯の生え変わり

子供の歯は小学校に上がる前後から徐々に生え変わって来ます。これは大人の歯、いわゆる永久歯に生え変わるということです。
ですが世のお母さん達、この乳歯から永久歯に生え変わるのは上の歯10本、下の歯10本の計20本であることを知っていますか?実は生えてた時から永久歯と言う歯があることをきちんと知っていますか?
「子供の歯はどうせ生え変わるから、多少虫歯になっていても平気」なんてのんきなことを言っていませんか?だとしたら、のちのちその子供は大変なことになってしまうかも知れません。

6歳臼歯は他の永久歯とは異なった生え方をします。他の永久歯は乳歯が抜け落ちてから生えてくるものなのですが、6歳臼歯は乳歯の一番最後に他の乳歯と並んで生えてくるため乳歯と勘違いされやすいようです。

そのため多少の虫歯になっていも、「どうせ生え変わるし。」とか、「痛がっていないから。」などと言って放置されがちなのが現実なようです。ですがこの6歳臼歯は歯が歯肉から完全に出てくるまでの期間が長いのです。そのためその歯にかぶっている歯肉の下に、食事をした際のカスなどが詰まりやすい状態になっています。また、生えて間もない歯はとても歯の質が弱く抵抗力もありません。このような理由からとても虫歯になりやすい歯なのです。

「全部永久歯に生え変わってからきちんと虫歯に気をつけてあげたらいいわ。」なんて考えでは遅いのです。
6歳臼歯は「歯の王様」と言われています。それは永久歯の中でも物を噛み砕く力がとても大きいのです。上下の6歳臼歯だけで、噛む力全体の三分の一を受け持つといわれています。その噛む力はおおよそ60kgにもなるそうです。ですから「歯の王様」と呼ばれるのです。

乳歯と間違えやすい6歳臼歯。時々確認をして、大切な「歯の王様」である6歳臼歯の状態をチェックしてあげると良いでしょう。